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のどの治療

咽喉頭・のど・声・首の疾患

【のどの感染症・炎症】

急性咽頭炎・喉頭炎(風邪に伴うのどの痛み)
のどのイガイガ、飲み込むときの痛み、発熱などの風邪症状

疾患の概要ウイルスや細菌がのどの粘膜に感染して炎症を起こす一般的な風邪の症状です。乾燥や声の使いすぎ、アレルギーも悪化要因になります。
主な症状・サインのどの痛み、異物感(イガイガ・乾燥感)、咳、発熱、全身倦怠感
当院の診療方針のどの奥を直接観察し、ウイルス性か細菌性かを見極めます。ネブライザー吸入治療でのどを直接潤し、消炎鎮痛薬や必要に応じた抗菌薬で早期改善を図ります。

急性扁桃炎・扁桃周囲膿瘍(へんとうえん・へんとうしゅういのうよう)
高熱と激しいのどの痛み。悪化すると口が開かなくなることも

疾患の概要口蓋扁桃(のどの左右にある扁桃腺)に細菌が感染して白苔(白い膿)がつく病気です。炎症が周囲に波及して膿が溜まる(扁桃周囲膿瘍)と重症化します。
主な症状・サイン38度以上の高熱、強い嚥下痛(唾を飲むのもつらい)、耳への放散痛、開口障害(口が開きにくい)
当院の診療方針重症度を素早く評価し、適切な抗生剤投与や点滴治療を行います。膿瘍を形成している場合は、外来での穿刺排膿処置や連携病院への入院紹介を迅速に行います。

伝染性単核球症(でんせんせいたんかくきゅうしょう / キス病)
若年層に多い、長引く高熱・激しい扁桃の腫れ・首のリンパ節腫大

疾患の概要主にEBウイルス(またはサイトメガロウイルス等)の初感染によって起こる感染症です。唾液を介して感染し、10〜20代の若年者に好発します。扁桃炎と酷似しますが抗生剤(特にペニシリン系)で薬疹が出やすいため鑑別が重要です。
主な症状・サイン数日以上続く高熱、強いのどの痛みと扁桃の白い膜、首のリンパ節の著しい腫れ、肝機能障害・倦怠感
当院の診療方針血液検査(異型リンパ球の確認や抗体検査)で診断します。ウイルス性のため抗生剤は効かず、対症療法と安静が基本です。肝脾腫を伴うこともあるため慎重に全身状態を管理します。

口腔咽頭性感染症(咽頭クラミジア・咽頭淋病など)
オーラルセックス等によるのどの感染症。無症状〜微弱な痛みが長引く

疾患の概要性感染症(クラミジア・淋菌)がのどの粘膜に感染する病気です。自覚症状が乏しいか、軽いイガイガ感・微熱程度で経過することが多く、気づかずに放置されやすい特徴があります。
主な症状・サイン軽いのどの痛み・違和感、発熱、首のリンパ節の軽度腫脹(※無症状のことも多い)
当院の診療方針通常の風邪薬や一般的なうがい薬では治りません。のどのぬぐい液やうがい液による核酸増幅検査(PCR検査)で原因菌を特定し、適切な抗生剤を処方します。プライバシーに十分配慮して診療いたします。

急性喉頭蓋炎(きゅうせいこうとうがいえん)
息苦しさを伴う危険なのどの腫れ。窒息リスクのある緊急疾患

疾患の概要声帯のすぐ上にある気道のフタ(喉頭蓋)が細菌感染で急速に腫れ上がる病気です。気道が塞がって窒息する危険があり、早急な対応が求められます。
主な症状・サイン急激な強いのどの痛み、つばが飲み込めず垂れる、息苦しさ(吸気性呼吸困難)、声がこもる(含み声)
当院の診療方針口を開けただけでは見えないため、細径ファイバースコープで喉頭蓋の腫れを直ちに確認します。気道狭窄のリスクがある場合は、直ちに高次医療機関へ緊急搬送・連携します。

【声のトラブル】

声帯ポリープ・声帯結節(せいたいぽりーぷ・けっせつ)
声のかすれ、声が出にくい。声の出しすぎや喫煙が原因

疾患の概要声を出す振動器官である「声帯」に炎症や摩擦でペンダコのような膨らみ(ポリープ・結節)ができる病気です。大声を出す職業や長時間の会話、喫煙が引き金になります。
主な症状・サイン声がかすれる(嗄声)、声が低くなる、高い声が出ない、発声時に息がもれる・疲れる
当院の診療方針電子内視鏡で声帯の振動と病変の形態を詳細に観察します。まずは声の安静や消炎薬・吸入治療を行い、治りにくいポリープに対しては日帰り手術または専門病院での顕微鏡下手術(ラリンゴマイクロサージェリー)をご案内します。

【のどの違和感・消化器関連】

咽喉頭酸逆流症(LPRD / 逆流性食道炎に伴うのどの炎症)
胃酸の逆流がのどを直撃。「のどのつかえ感」や「長引く咳」の原因に

疾患の概要胃酸や消化酵素が食道を逆流してのど(咽喉頭)を直接刺激し、炎症を起こす疾患です。胸焼けを感じないケースも多く、耳鼻科受診で初めて判明することがよくあります。
主な症状・サインのどの異物感・つかえ感、痰が絡む感覚、声のかすれ、食後や起床時の空咳、頻繁な咳払い
当院の診療方針内視鏡でのどの奥(披裂部)の発赤やむくみを確認します。胃酸分泌を抑えるお薬(PPI・P

咽喉頭異常感症(ヒステリー球)
検査しても異常がないのに「のどに何かが引っかかっている」感覚

疾患の概要のどに腫瘍や明らかな炎症がないにもかかわらず、のどの奥に玉が詰まっているような不快感や異物感が続く状態です。ストレスや自律神経の乱れ、疲労が関与しています。
主な症状・サインのどの締め付け感、何か塊が挟まっている感じ、唾を飲むと気になるが食事の時は気にならない
当院の診療方針ファイバースコープで悪性腫瘍(のどのがん)などがないことを確実に確認し、患者さんの不安を解消します。漢方薬(半夏厚朴湯など)や抗不安薬、生活習慣のケアで症状を和らげます。

咽頭異物(魚の骨などの刺入)
魚の骨がのどに刺さった。ご飯の丸呑みは禁物、耳鼻科で安全に除去

疾患の概要魚(特に鯛、サバ、ウナギなど)の骨が扁桃腺や舌の根元、咽頭粘膜に突き刺さった状態です。ご飯を丸呑みすると骨がさらに深く刺さり危険です。
主な症状・サイン飲食時・つばを飲み込むときのチクッとした鋭い痛み、異物感
当院の診療方針特殊な照明と内視鏡・鉗子を用いて刺入部位を正確に捉え、粘膜を傷つけずに迅速に摘出します。奥深くに刺さっている場合も専用器具で安全に対応します。

【首・頸部の疾患】

頸部リンパ節炎(けいぶりんぱせつえん)
首のしこり・腫れと痛み。風邪や扁桃炎から波及するリンパの炎症

疾患の概要首周囲のリンパ節が、風邪、扁桃炎、虫歯、皮膚の傷などから侵入した細菌やウイルスに反応して腫れ上がる病気です。
主な症状・サイン首のグリグリしたしこり(圧痛を伴う)、首を動かしたときの痛み、発熱
当院の診療方針丁寧な問診と触診、耳・鼻・のどの内視鏡観察により感染巣(原因部位)を突き止めます。抗菌薬や消炎鎮痛薬で治療を行い、腫れが長引く場合や悪性リンパ腫等の鑑別が必要な際は基幹病院への精密検査(画像検査・細胞診等)をご紹介します。

唾液腺疾患(耳下腺炎・顎下腺炎・唾石症)
食事の時に耳の下やあごの下が痛む・腫れる

疾患の概要唾液を作る耳下腺や顎下腺にウイルス・細菌が感染する(おたふく風邪や化膿性耳下腺炎)、あるいは唾液の通り道に石(唾石)が詰まることで腫れと痛みが起こります。
主な症状・サイン耳の下やあごの下の腫れ・圧痛、食事を食べ始めるときの激しい痛み(唾液痛)
当院の診療方針触診や口腔内の観察、必要に応じてレントゲン・コーンビームCT等で唾石の有無や炎症状態を確認します。感染症には抗生剤や消炎鎮痛薬を処方し、唾石の摘出や詳細な画像精査が必要な場合は専門病院へスムーズに連携します。
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